これからIT業界を目指す人の注意点

未経験者でもエンジニアになることやIT業界で働くことは可能でしょうか。結論から言えば未経験であってもIT業界で働くことは可能です。実際に多くの人がスキルを身に着けて、未経験からエンジニアとして活躍していますが、注意点もたくさんあります。
未経験者がエンジニアとしてIT業界で働く場合、ほとんどの人がSES企業に就職します。SES企業とはエンジニア専門の派遣会社のような企業です。エンジニアはSES企業に所属しますが、実際に業務を行うのは客先の企業で、ほとんどのケースでは常駐して働きます。そのため、業務は客先企業の社員とさほど変わらず、忙しく働いても給料が低いということがよくあるのです。また、自分が希望する企業に派遣してもらえなかったり、希望する業務に携わることができないということもよく耳にします。未経験なので仕方がない、経験を積んだりスキルアップをしてそのうち転職をしようと思っているのであれば多少のことは我慢できるかもしれませんが、大変であることには変わりません。
仮にSES以外の企業に就職できたとしても、未経験者歓迎の企業はブラックである場合が少なくないため注意しましょう。慢性的な人員不足のため、とにかく初心者でも良いのでプログラマーが必要だという企業もあるので注意が必要です。
未経験者がIT業界で働く際の別の注意点は年齢です。同じ未経験でも20代と40代とでは大きな違いがあります。20代であれば求人も多くありますし、SES企業に入社してもキャリアアップ転職を目指すことも可能です。しかし40代の未経験者の転職はかなり難しいでしょう。