プログラミングだけでは終わらない

IT業界へ転職を考えている未経験者がまず考えなければいけないのは、情報リテラシーです。リテラシーはいわゆる読み書き能力のことですが、ITに関する基本的知識と言い換えてもいいでしょう。日ごろ使っている表計算ソフトやワープロソフト、またはデータベースソフトなどを使いこなせていたとしても、今度はこれらのソフトを作る側に回るのだと考えるとその大変さが想像できると思います。
未経験からIT業界へ転職するのであれば、情報処理に関する資格試験などを受験して資格を取得しておくといいでしょう。これらの試験は簡単なものから難しいものまで難易度は様々ですが、1つか2つは資格をとっておくことがベターといえます。その中でも、ネットワーク系やデータベース系、情報セキュリティ系など自分の得意となりそうな分野を確立しておくとなおいいです。
たとえば、ネットワーク系ならばインターネットやイントラネットの仕組み、クライアントサーバーモデル、そして最近流行のWEBベースのアプリケーション開発などを押さえておく必要があります。また、技術ベースだけではなく、経営ストラテジーに関する知識も持っておくといいです。
クライアントの要望をIT技術で構築する提案ができるようになるためには、経営という観点から物事を捉えることができるとさらに強みが発揮できます。さらに、IT技術を用いることによるリスク管理のセンスを身につけていれば鬼に金棒といえるでしょう。